これからの人生を、生き生き暮らすために
終活にまつわるすべてのことを、共に考え、お役に立てるよう
ワンストップ(窓口ひとつ)でサポートします!
元気なうちに備えれば、自分も家族も安心です。
超高齢社会に突入した日本。誰もが老後へと向かう人生の中で、少しでも老後の心配事を減らすことができたら・・・。
私たちのNPOは、<終活>をテーマに、そこから派生する様々なこと(人生の終幕を迎えるための身辺整理、空き家問題、相続登記、相続税、年金、保険、遺言作成、生涯映像製作、自分史作製など)に対して、地域の皆様によりよい提案とお力添えができればと考え、この特定営利活動法人を2015年11月に設立しました。
お知らせ
- 2023.03.06櫻井理事の取り組みが雑誌に掲載される
- 2023.03.03副理事長のつぶやき① 人見邦良
人生の 「TAKE―TWO」 <その1>
2月の理事会で、私は広報担当の小出広子さんから「病気で倒れる以前と以後の心境の変化などについて、HPに原稿を寄せてください。」との依頼を受けました。なるほど「終活センター副理事長」という場にあって、「心筋梗塞」に倒れ、救命されて再び人生を歩みだした状況を考えると、それは自分の義務かもしれないと思いました。そこで、“いきあたりばったり”ではありますが、思いつくままに書いてみました。
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映画ビデオなどの世界でとても頻繁に使われる「TAKE-ONE」、「TAKE-TWO」…という言葉。みなさまもご存知のとおり、撮影の「1回目録り」、「2回目録り」…のことです。そして「TAKE-ONE」以後のTAKE には“やり直し”の意味が込められている場合が多くあることも、ご承知のとおりです。
“やり直し”にはとてもたくさんのケースがあって、制作者の安心の為の“録り直し(おさえ)”や、お試し的・実験的な“録り直し”、また時には、場所や設定までをも変えての構想変更的“録り直し”もあります。
私は50年近く映像制作に携わってきたこともあって、倒れて以降の自分の人生を、使い慣れた用語・TAKEをもじって、「TAKE-TWO ライフ」…(2回目録り人生)と名づけました。(笑)
世間には「第二の人生」、「セカンドライフ」といった言葉がありますが、今の私の人生にこの言葉を当てはめてみても、どこか「字感」が合わないのです。「生き直し人生」という言葉もありますが、これも今の自分には“綺麗すぎて”距離を感じます。
「再び生きている」という“再び感”や、その事を支えてくださった方々に対する感謝の念はとても強いのですが、それでも倒れる前と同じベッドで目が覚め、以前のような食事を頂き、環境的にはこれまでと大差のない日夜を過ごしていると、「第二の人生」観は遠のきます。
一方で、残された人生を、前述の“再び感や、強い感謝の念“をバネにした覚醒的な人生にしたいと思い続けながら過ごしていることも事実です。そこで、自分の「TAKE-TWO ライフ」の在りようを掘り下げてみました。
プロを招いてナレーションの吹き込みなどを行う時に、いつも感心することがあります。1回目録音が終わり、例えば「この部分は作品のフィナーレになるので、最後の数行はもう少し感情を込めて“うたいあげて欲しい”といったお願いをすると、プロはすぐさまそれに応え、1回目録りを遥かに超える読み方をしてくれます。(アマチュアの場合、当然といえば当然なのですが、1回目を越えることはとても難しいです。)
このように、1回目を遥かに超えるレベルを実現できるのが、プロや一流選手の特徴であり資格です。であるとすれば、私の「2回目録り人生」も、「1回目録り」を超えるような人生と作品を刻むことを目標にしなければなりません。ウーム!(思わず考え込みましたが)敢えて掲げるべき目標と、心に決めました。
牛乳工場の15秒CMの制作機会がありました。牧場の柵を背にした娘さんが、牛乳パックを頬に寄せながら、「天然〇〇牛乳です!」と、さわやかに話すシーンを撮ろうとした時です。演ずるのは可愛いつなぎ服を着た若い女性劇団員。ところが彼女には「牛乳です」の「です」を、バスガイドさんそっくりに、とても高く上げてしまうアクセントのクセがありました。TAKE-5まで撮り直しましたが、治りません。どうしようかと思案していると、彼女は、とうとうこぼれ始めた涙を拭きながら、「あと30分ください」と私に訴えました。心を落ち着かせ、牧場を駆けながらアクセントの補正練習を繰り返して克服し、元気で爽やかな笑顔のCMシーン」を実現してくれたのです。へこたれない彼女に、ほかのスタッフからも大拍手が送られました。ですから私の「2回目録り人生」も、「へこたれ禁止」で行きたいと思います。
昨年の「終活インタビュー動画」撮影の際に、インタビュアー役の村山枝里子さんが冒頭にとても嬉しそうな表情で、「私はいま目の前におられる撮影スタッフ3人の様子こそ、撮影して皆様にお見せしたいです。」と切り出しました。今まさに75~80歳に向かおうという程の年配スタッフたちが、真剣に撮影に挑む姿を見て、「これぞ終活現場!」との思いを抱き、述べてくれたものと思います。言われた私たち撮影スタッフ3人は大喜び。夕方のスタッフ打ち上げ会では「俺たちは100歳まで、世の中に役立つビデオを創ろうではないか!」と大いに気勢を上げたのでした。
とりあえずはあの二人に呼びかけて、「TAKE-TWOクラブ」 (バーの店名ではないか…との声有り。)を結成し、いつも仲間と力を合わせ、また互いに学びあいながら、人生とビデオを創り続けようと思います。
(続きは 人生の 「TAKE―TWO」<その2> で近日中にアップします)
セミナー情報
3月25日のセミナー、2部の報告です。2部は<法改正について_特に空き家>でした。
来年の4月1日施行になる【相続登記の義務化】について説明していただきました。話の内容から、ざっくばらんにいうと「相続で空き家が増えているけど、もうこれ以上放っておくのは許さないよ」という国の必死さが現れている改正だと思いました。
全国で問題になっている空き家は、売れれば財産になりますが、もしもその空き家で問題が発生すると持ち主が責任を問われることになります。当然だと思うでしょうが、その意識が(空き家に愛着がない場合や仕方なく相続した場合など)薄いのかもしれません。
相続で発生した土地の登記の義務化、さらに施工前に発生したものに対しても適用になる! 「土地や空き家のことはよくわからないし、面倒だから放っておく」なんて悠長なことは言っていられないのです。すでに起きている相続については、早め早めに進めなくてはなりません。
なんかドキドキ。うちはどうかな。大丈夫かな。叔父や叔母のところはどうかな。大変かも。友達のとこはどうかな。問題ありそうだな。
やはり自分だけで解決できないことが出てきたら、早めに専門家の意見を聞くこと、それによってよりより相続の道筋が見えてくるんだろうなと思いました。
中身の濃い3月セミナー(勉強会)でした。
【終活 早撮りインタビュー】第1回「終活NPOの創設者に聞く」
【終活 早撮りインタビュー】第2回「父親の命の危機に慌てふためいた2日間」
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